ヘルスケア(製薬・医療機器)
【製薬・医療機器業界事例】もう、探さない。見落とさない。PMDA文書管理を変えるAIの力

製薬・医療機器業界のPMDA文書管理における属人化・非効率化の課題を、AI文書管理システムの自動取得・統合管理機能で解決。検索時間の大幅短縮と属人性解消により、規制対応体制を強化し業務効率化を実現
1. 業界の現実
重要なのに、扱いづらい PMDA文書が抱える運用課題
製薬・医療機器業界において、PMDAで承認・公開される添付文書や、企業が管理する承認関連文書は、製品の適正使用、規制対応、品質保証において欠かせない基盤情報です。
しかし、現場ではこの情報を「使いやすい形で活用できていない」という声が後を絶ちません。
具体的には、文書がどこにあるのか分からない、添付文書の最新版かどうか判断がつかない、医療機器のIFU(使用方法説明書)の履歴が手作業でしか追えないといった問題が挙げられています。
これらの文書は更新頻度が高く、運用において見落としや遅れが生じると、規制対応における負担増大のリスクが大きくなります。品質・薬事部門にとって、これらの情報をいかに正確かつ効率的に管理するかは、業務の根幹に関わる重要な課題です。
2. 導入前の課題
手作業・属人管理による限界と不安

ある医療機器メーカーでは、PMDA文書の管理が各担当者に委ねられており、検索・取得・保存はそれぞれの判断で行われていました。ファイル名の命名ルールも統一されていなかったため、文書を探すのに毎回15分以上かかることがあり、添付文書が更新されてもその情報に気づかず、旧版を使用してしまうこともありました。
また、IFUの改訂履歴はExcelで管理されており、最新版の特定に時間がかかるという問題もありました。
さらに、規制当局や社内監査対応時には、過去のバージョンを即時に提示できない場面もあり、「対応はしているが、安心できない」という状態が常態化していました。
3. ソリューションの導入と変化
AIが支える“探さない管理”の実現
こうした課題を解決するために導入されたのが、当社が提供するPMDA文書検索・管理AIシステムです。
このシステムでは、以下のような機能を通じて文書運用のスマート化を実現しています
①PMDA公開文書の自動取得
製造販売業者名や製品名を指定するだけで、PMDAのサイトで公開されている該当製品の添付文書を自動で取得・分類。
②一括ダウンロード機能
必要な文書を選択してまとめてPDFで取得。ZIP形式で保存・共有もスムーズになり、手作業での保存ミスを防止。
③承認関連文書の統合管理
企業内の承認書類や関連文書をマスターデータとして一元管理。バージョン管理や更新履歴の確認も一覧化。
④IFU管理
医療機器ごとのIFU(使用方法説明書)をマスターデータとして登録・管理。バージョン管理や改訂履歴の確認も一覧化され、検索性が大幅に向上。

導入後、文書検索・取得にかかる時間が大幅に短縮され、文書のバージョン混在リスクが大幅に軽減されました。
また、IFUの履歴確認がスムーズになり、誰が見ても同じ情報にアクセスできるようになり、業務の属人性が解消されました。チーム全体で一貫性のある文書運用が実現されました。
4. 成果とこれから
文書管理の質が変われば、業務が変わる
導入後、薬事・品質部門では大きな変化が見られました。まず、見落としのない規制対応体制が構築され、検索・更新作業にかかる工数が大幅に削減されました。さらに、担当者の業務負荷が軽減され、本来の業務に集中できるようになったといった声が現場から届いています。
「以前は“何が最新版か”を確認することに時間を使っていましたが、今は“どう活用するか”に集中できています」
といった現場の評価も得られています。
PMDA文書管理の課題は、業務の根幹に関わる“静かなリスク”です。だからこそ、AIの力でその負担を可視化・削減し、業務全体をスムーズに回す情報基盤として再構築することが求められています。
当社は今後も、現場の声をもとに、薬事・品質業務を支える実用的なソリューション開発を続けてまいります。